2012-05-17

スーパーフレアについての補足というか説明

 どうも、最近めっきりサボリ気味の5月病患者です。

 さてさてtumblr(リンク→http://cilerad.tumblr.com/post/23227399606)に載せておいてあるスーパーフレアについて、補足説明というか概要をざっくり。


 スーパーフレアの機構については今まで、恒星の磁力線がホット・ジュピターに繋がって生じていると考えられていました。
  • ホット・ジュピターというのは詳しくは文献等に譲るとして、木星の様な大きな惑星が恒星のすぐ近傍を高速で回っている、というイメージ。高速で回っているため恒星の光度変化の周期が見られ、系外惑星として観測が可能。
磁力線が連結されてより大きなループが出来ると、それが切れた時に通常のフレアよりも莫大なエネルギーが得られてそれがスーパーフレアとなります。非常にざっくり、というか自分も良くフレアの機構を理解していないけれど。

 然し今回の京都大の研究成果により以下のことが明らかになった。
  •  太陽に類似した恒星でのスーパーフレアの観測。
  • その恒星148の中にホット・ジュピターが見つかっていない。
すなわち、ホット・ジュピターの影響でスーパーフレアが起こる訳ではないのではないか、そうなると太陽でもスーパーフレアが生じうるのではないか、という結論なんだと思います。詳細はペーパー読んでないので知りませんが。

  またリンク先で書かれているシェーファー氏によると、比較的小さく恒星近傍にある岩石惑星がホット・ジュピターの代役を務めているのではないか、と言っていますね。
そういった惑星はまだ余り観測が進んでいない筈なので可能性としてはあるのかもしれませんが、そもそもそういった岩石惑星の場合にスーパーフレアが起こるかどうかのシミュレーションとかはやってるんでしょうかね?


 眠いんでもうやめます。
 まぁ多分スーパーフレアは起こらないと思いますよ、機構がどうあれ生きてる間には。というか起こったら死んでしまいますし。
 物理的なことは分からないですから、結論は出せないけれど。根拠ある意見なし。

2012-05-06

ACE衛星

案の上更新をしていませんでした、忙しかったのもありますが。

最近は季節のせいか研究内容説明することが多いのですが、中々うまくいかないです。
説明にはある程度の知識が必要であるものの、研究していると自分の狭い専門領域に閉じこもり外側では全く素人である、という状況になりがちです。
かといって手を広げすぎても重要なことが分からなくなる訳でして。
その辺りのバランスを取るのが難しい。

さて、そんなこんなで去年くらいから宇宙天気に興味を抱いています。
卒研一週間前には衛星データを見つつ解析をしてました、研究内容とほとんど関係なかったですけど……。

ちなみに以下は昨日のACE衛星の場所で観測された宇宙空間の環境です。

http://www.swpc.noaa.gov/ace/MAG_SWEPAM_24h.html

ACE衛星とはラグランジュ点L1にある衛星でして、ざっくり言うと地球よりも太陽に近いので、太陽嵐の予測に活用できる訳です。
細かいことは調べると色々出てきます、大体英語ですけど。あぁ英語出来るようにならないとまずい。

これを予測することで何が良いか、というとまだ詳しくは分かっていませんね。
電波への影響もあるとされていますが、果たして。
今のところは、オーロラ出現との相関はある、くらいですかね、確実な話は。
個人的には地上天気への影響力については調べたいところです、暇な時にでも研究できれば。

と研究してる風なことを言っていますが、最近ダラダラしていました。
最初の忙しい、と矛盾してますね、はい。